SR 16は30年以上にわたってミュージシャンに愛用されてきた伝説的なドラムマシンであり、日々新たなユーザーがこのユニットを採用しています。

多くの場合、新しいユーザーが最初に聞くのはプリセットのグルーヴの音であり、「これを自分のワークフローに適応させるにはどうしたらいいのだろう?」と考えるのではないかと思います。

このガイドでは、ファクトリーパターンを自分の用途に合わせる方法を説明します。

主にSR16を取り上げますが、SR18用の注記がある場合は、その都度記載します。


目次


プリセットパターンをコピーする

SR ドラムマシンのプリセットパターンは、工場出荷時の状態から編集することはできません。

編集が必要な場合は、まず工場出荷時のキットをコピーする必要があります。


  • まず、コピーしたい特定のパターン(A、B、またはフィル)を表示させます。
  • 次に、コピーボタンを長押しします。
  • 上下の矢印を押すと、ユーザープリセット番号が表示されます。空の番号(Empty)に移動します。
  • SR16 では PLAY ボタンを押します。SR18 では RECORD ボタンを押します。
    ボタンを押している間、コピーが成功した旨のメッセージが表示されます。
    この状態でコピーボタンを離してください。
  • Preset/Userボタンを押してユーザーキットに移動し、コピーしたキットに移動します。


パターンを編集する(SR 16のセットアップ)

SR 16 の場合、1つの追加手順があります。

Perform/composeボタンを押してマシンをコンポーズ状態にするとパターンを編集できるようになります。

SR 18では、パターンがコピーされるとすぐに編集できるため、このステップは必要ありません。


Record Setupの編集

ビートパターンはここから編集できます。

実際のパターン自体の他にも、単純な録音やダビングを超えたグルーブの編集ができる基本的な項目がいくつかあります。
Record Setupボタンを押してメニューに入ります。 


  • まず、セットアップメニューに入り、右端のページボタンを使ってこのメニューを操作します。
  • 最も一般的な編集はパターンの長さと開始位置(SR16 のみ)です。
    パターンの長さはビートの終わりをカットし、スタートはビートの始まりをカットします。
    これらのページに移動し、数字ボタン(004 や 120 のような 3 桁の数字でなければなりません)または矢印ボタンを使用して、ビートの長さとビートの開始位置を入力します。
  • 編集したパターンに名前をつけることができます。
  • オフセットは、ビートを人間的にする方法の一つでビートに遅れを感じさせたい場合に使用します。 
  • 編集が終了したら、Playボタン(SR 16)/Recordボタン(SR 18)を押してからRecord Setupを押して、この画面を終了し、元の画面に戻ります。


ご質問や不明点、フィードバックや問題が解決しない場合は、上部にある新規サポートチケットボタンを使用して、サポートチームにお問い合わせください。